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あなたは、経営している会社の経営理念、経営ビジョンについて、会社全体に浸透していると感じていますか?

経営理念とは、

「会社の活動方針となる基本的な考え方」

経営ビジョンとは、

「会社の目指しているあるべき姿」

をそれぞれ明文化したものです。

目的地の決まっていない船は、どこに向かって、どのように進めば良いかわからないですよね。それと同じように、経営理念、経営ビジョンのない会社というのも、働いている方々がどのように行動すれば良いかわからないということが起こりえます。

つまり、経営理念、経営ビジョンは、会社で働いている方々の行動指針となり、会社という組織の一致団結を加速させるために、重要な役割を果たすわけです。

そんな、経営理念、経営ビジョンですが、多くの会社では、

「経営理念、経営ビジョン自体は聞いたことあるけど、あまり日々の仕事に活かせていない」

という方が大半であるのが、実情ではないですか?
これでは、経営理念、経営ビジョンが浸透しているとは言えませんね。(「経営理念、経営ビジョンを知らない」という方が大半という会社については、そもそも、経営理念、経営ビジョンを周知できていません。集会、メール、ポスターなどあらゆる手段を使って、経営理念、経営ビジョンを何度も発信していく必要があります)

さて本題ですが、実は、経営理念、経営ビジョンを浸透させる上でも、日本語マルチリンガルの考え方は適用できます!
(「日本語マルチリンガル」について、ご存知ない方、お忘れの方は、私が勧める組織開発のアプローチを読んでくださいね)

ただし、今回は2つのステップに分けて適用する必要がありますよ。
いきなり結論から言います!

2つのステップとは、

ステップ1:会社で働いているすべての人にとって、わかりやすい経営理念、経営ビジョンを設定する
ステップ2:設定された経営理念、経営ビジョンを一人一人が自分の言葉に落としこむ

です!
それぞれ解説していきますね。

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ステップ1:会社で働いているすべての人にとって、わかりやすい経営理念、経営ビジョンを設定する
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経営理念、経営ビジョンを浸透させたい相手とは、誰ですか?

そうですね、「会社で働いているすべての人」です。日本語マルチリンガルの考え方は、「相手に合わせて言葉を使い分ける」ことですから、「会社で働いているすべての人」にとって、わかりやすい言葉で、経営理念、経営ビジョンを設定する必要があります。

ということで、例えば、経営ビションとして、

「○○業界で売上No.1になる」

といったものは一見良さそうですが、実はダメです。どうしてダメか、少し考えてみてください。





正解は、

「営業部門の方々にはわかりやすいが、その他部門の方々にはわかりにくいから」

です。

売上を上げろと言われても、生産部門や経理部門の方は、ピンと来ませんし、基本的には何もできませんよね。浸透させたい相手に合わせた経営理念、経営ビジョンの設定を心がけてください。

また、多くの人に適用できるようにと、行動指針にならないような抽象的な経営理念、経営ビジョンにならないようにすることも注意が必要です。

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ステップ2:経営理念、経営ビジョンを一人一人が自分の言葉に落としこむ
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ステップ1にて設定された経営理念、経営ビジョンは、「会社で働いているすべての人」に向けたものであるため、抽象度が高い言葉となります。これを専門分野や立場によって、一人一人が自分の言葉に落としこむことによって、より具体的な行動指針にすることができます。

また、自分で決めた言葉であるため、一方的に会社から与えられた言葉よりも、経営理念、経営ビジョンを守ろうという気持ちが強く働くようになります。

以上、この記事では、日本語マルチリンガルの考え方を

①わかりやすい言葉で全体に伝える
②一人一人が自分の言葉に落としこむ

という2つのステップで適用することによる、「経営理念、経営ビジョンを浸透させる方法」について、お伝えしました。

IT人材育成コーチ
望月 祐臣(もちづき まさおみ)