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コミュニケーションスキルの本などを読むと、

「わかりやすい言葉で表現しましょう」

というアドバイスがあります。

これは、

「専門用語などの難しい言葉を使わずに、わかりやすい言葉で表現した方が相手に伝わる」

という意図のアドバイスです。

このアドバイスは、確かに正しいと思いますが、私は、本当に相手に伝えるためには、「わかりやすい言葉」では不十分だと考えています。

ということで、この記事では、「わかりやすい言葉以上に伝わる言葉」について、お伝えします。

さっそくですが、結論を言います。

「わかりやすい言葉以上に伝わる言葉」とは、

「相手にとって具体的な言葉」

です!

IT用語のSEO(Search Engine Optimization)という言葉を例に出して、解説していきますね。

この言葉を「わかりやすい言葉」で表現すると、

「Webサイトを検索エンジンの検索結果で上位に表示させるための工夫をすること」

などど言えます。

これでも、ある程度伝わると思いますが、もう少し表現を変えてみます。

私がもし、経営者のあなたに「SEOとは何か」を説明するしたら、まずは、

「インターネットで検索するときに、何を使っていますか?Googleですか?Yahoo!ですか?」

といった質問をします。その上で、「Googleを使っている」ということだったら、

「SEOとは、あなたが経営している会社の情報をGoogleの検索結果で上位に表示させるための工夫をすることです」

と説明します。

いかがですか?

先ほどの「わかりやすい言葉」よりも、「Webサイト⇒あなたが経営している会社の情報」、「検索エンジン⇒Google」と言い換えることによって、説明を受けている経営者のあなたにとって、より具体的な言葉になっていると思います。

つまり、

「わかりやすい言葉とは、一般的な言葉であり、抽象度が高いので、相手が理解しやすいように、相手にとって具体的な言葉に言い換える」

というわけです。

これは、相手が大人数の場合でも同様です。大人数の場合には、一人一人にとって、具体的な言葉にすることはできませんが、相手の共通点(「株主」「主婦層」「新卒」など)にとって、具体的な言葉には言い換えることはできます。

また、相手によっては、あえて専門用語を使った方が良い場合もあります。なぜなら、

「専門用語は、わかりやすい言葉に比べて情報量が多い」

からです。

先ほどのSEOという言葉も、その道の専門家が聞けば、

「Webサイトを検索エンジンの検索結果で上位に表示させるための工夫をすること」

という情報に加え、最近の流行からその具体的な手法まで、瞬時に頭に浮かべることができます。
(これは、ある会社内でのみ使われている略語についても同様のことが言えます)

つまり、時には、「わかりやすい言葉」では逆に伝わりにくいこともあるということです。

いかがでしたか?

「わかりやすい言葉」に留まらず、「相手にとって具体的な言葉」で表現することを意識して、より相手に伝わるコミュニケーションを心がけてみてくださいね!

以上、この記事では、「わかりやすい言葉以上に伝わる言葉」について、お伝えしました。

IT人材育成コーチ
望月 祐臣(もちづき まさおみ)