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研修の一環として、コーチングを導入しようという会社も、たくさんあります。

主な目的としては、管理者の方にコーチングを学んでもらい、部下の方のモチベーションを向上させるようなコミュニケーションスキルを身に付けてもらうという場合が多いようです。

そんな中、

「コーチング研修を導入しても、コーチングが会社で機能しない」

という話もよく耳にします。

ということで、この記事では、管理者の方が陥りがちな、コーチングが機能しない主なケースと、その原因・改善方法についてお伝えします。

主なケースとは、

・部下が本音を話してくれない
・目の前の問題を解決するだけで終わってしまう
・部下の自発的な行動を引き出せない

です!
それぞれ解説していきますね。

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部下が本音を話してくれない
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これは、コーチングを行う前提である、部下の方との信頼関係を構築せずに、いきなりコーチングスキルを使ってしまっていることが原因です。

まずは、部下の方との信頼関係を構築することに専念すると良いです。
(信頼関係の構築方法について、詳しく知りたい方は、コーチングの進め方(ステップ1:信頼関係構築)を読んでくださいね)

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目の前の問題を解決するだけで終わってしまう
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これは、目標設定をせずに、目の前の問題解決に焦点を当ててしまっていることが原因です。

まずは、部下の方の目標を明確にしてから、その目標を達成するための行動を引き出すようにすると良いです。
(目標設定の方法について、詳しく知りたい方は、コーチングの進め方(ステップ4:目標設定)を読んでくださいね)

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部下の自発的な行動を引き出せない
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これは、管理者の方が答えを教えてしまい、部下の方が自分で答えを考えられていないことが原因である場合が多いです。

また、管理者の方が望む答えを部下の方が言うように、誘導尋問となる質問をしてしまっていることが原因である場合もあります。

どちらが原因だとしても、部下の方の考えや答えを引き出せるような質問をしていくと良いです。
(行動設定の方法について、詳しく知りたい方は、コーチングの進め方(ステップ5:行動設定)を読んでくださいね)

ただし、部下の方とのコミュニケーションとして、あえて答えを教えることが必要な場合もあります。(部下の方が、その仕事に関する専門知識を持ちあわせていない場合などが該当します)

よって、状況に応じて、コーチングスキルとうまく使い分ける必要があります。

いかがでしたか?

どれも、コーチングの本質を理解せずに、表面上のコーチングスキルを使っているために、起こっているケースです。このようなケースに陥らないためにも、コーチングの本質を理解した上で、実践していくことが重要です。

最後に、誤解しないでいただきたいのですが、私はコーチング研修を否定しているわけではありません。

ただ、コーチングの本質を学び、それを活用できる実践力を身に付けるためには、1日、2日の短時間では足りないということです。

ということで、あなたが経営している会社に、コーチングを身に付けてもらいたい人材がいる場合は、コーチングスクールなどに通って、ある程度の時間をかけて、コーチングを学ぶことをお薦めしています。

コーチングスクールによっては、あなたが経営している会社に出向いて、コーチングスクールで実際に行っているプログラムを提供できる場合もありますので、それを利用するのも良いと思います。

以上、この記事では、「コーチング研修を導入しても、会社で機能しないケース」について、お伝えしました。

IT人材育成コーチ
望月 祐臣(もちづき まさおみ)